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障害のある子どもたちの教育・福祉
私たちの愛知県では
(名古屋市を除く)
 愛知県では、障害のある人々が自分の考えで、積極的に活動できるようになること(「リハビリテーション」といいます。)と、障害のある人もない人も同じように生活し、活動すること(「ノーマライゼーション」といいます。)をめざして、保健、福祉、医療、教育、さらに雇用などの分野で取り組みを進めてきました。
 平成13年3月につくった「21世紀あいち福祉ビジョン」に基づき、障害のある人の生活が充実・向上するよう、具体的な目標(数値目標)を定めて、計画的に取り組みを進めています。
 この福祉ビジョンでは、「あんしんして暮らせる・いきがいをもって暮らせる・ちいきで支え合う あいち」の頭文字「あ・い・ち」を21世紀の望ましい福祉像と考えていますが、障害のある人が色々な福祉のサービスを積極的に活用しながら、自らのもつ可能性を高めていき(「自立」といいます。)、様々な形での「自己実現」を果たすことができるよう、支援し、環境整備を進めることを基本目標としています。
 ここでは、愛知県で行っている仕事のうち、福祉や教育の一部を紹介します。
―障害のある人への理解を深めるために―
 県民のみなさんに障害のことや障害のある人について、よく知ってもらい、お互いに理解を深めるため、新聞(「広報あいち」といいます。また、「点字あいち」もつくっています。)やテレビ、ラジオ等での広報活動を行うほか、次のような事業を行っています。
●心の輪を広げる体験作文、障害者の日のポスター募集
障害のある人とない人のお互いの理解を深めるために、心のふれあいをテーマにした「心の輪を広げる体験作文」や障害のある人について広く知ってもらうため、「障害者の日のポスター」を募集しています。
●福祉ガイドブックの作成
障害のある人に対して国や県等が行っている施策を紹介するガイドブックを作成し、配布しています(身体、知的障害者版約25,000部、精神障害者版約24,000部)。
●福祉の店
毎年1月から2月ころ、名古屋市内のデパートで、障害のある人が日ごろの訓練を生かして製作した作品の販売などを行うイベントを行っており、平成13年度には、22回目となります。
■愛知県の障害のある人たちの実態
 愛知県内(政令都市の名古屋市を除く)で身体障害者手帳を持っている人の数は、122,825人で、県の人口1,000人に対し約25人となっています。
 また、療育手帳(知的障害のある人のための手帳)を持っている人の数は19,960人で、県の人口1,000人に対し約4人となっています。
●身体障害者手帳所持者(児)数 (平成13年3月31日現在)
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●療育手帳所持者(児)数 (平成13年3月31日現在)
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(注)県人口(名古屋市を除く。) 4,882,006人 (平成13年4月1日現在)
相談の窓口
 障害のことや福祉のことなどのいろいろな悩みやわからないことについては、次のところで相談に応じています。
 
[障害者110番]
 障害のある人及びその家族がもっている心配ごとや悩みごとなどの相談に応じています。(窓口 総合相談情報センター 名古屋市中区丸の内2-4-7 愛知県社会福祉協議会内) TEL 052(202)0110 FAX 052(202)0168
[相談機関]
●児童相談所
 18歳未満の子どもに関するあらゆる問題について相談に応じています。特に、障害のある児童に対しては、医師、心理判定員などによる専門的な判定やいろいろな指導を行います。また、必要に応じて障害児施設への入所(施設で生活すること)を決定します。

名称 郵便番号 所在地 電話番号 FAX番号
中央児童相談所 460-0024 名古屋市中区正木1-4-3 052(322)1051 052(322)9392
一宮児童相談所 491-0917 一宮市昭和1-11-11 0586(45)1558 0586(45)1560
津島児童相談所 496-0011 津島市莪原町字郷西40 0567(25)8118 0567(25)8227
半田児童相談所 475-0902 半田市宮路町1-1 0569(22)3939 0569(22)3949
岡崎児童相談所 444-0860 岡崎市明大寺本町1-4 0564(27)2779 0564(22)2902
刈谷児童相談所 448-0851 刈谷市神田町1-3-4 0566(22)7111 0566(22)7112
豊田児童相談所 471-0035 豊田市小坂町2-49 0565(33)2211 0565(33)2212
豊橋児童相談所 440-0824 豊橋市瓦町通1-84-3 0532(54)6465 0532(54)6466

●市町村役場及び福祉事務所(県・市町村)
 市町村役場や福祉事務所の障害福祉を担当する課では、いろいろな困りごとなどの相談を行っています。
 必要に応じて担当職員や相談員が家庭を訪問し、相談に応じたり、障害者施設への入所を決定します。役場は、皆さんの住んでいる地域にあります。
●保健所
 医師、保健婦などにより、発達に心配のある乳幼児に対する発達相談や、障害のある子どもに対する治療や生活などの相談や指導を行っています。保健所は、皆さんの住んでいる地域の近くにあります。








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