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編集後記
○今年のNHKテレビ大河ドラマ「利家とまつ」―加賀百万石物語―は、二月に入るや織田信長が今川義元を桶狭間で討って大勝利をおさめるなど、いよいよ佳境に入ってきたようです。このドラマの宣伝文句は「ふたりから始まる百万石ストーリー」すなわち、夫婦がいて、家族があり、そこから歴史が始まるという内容のようですが、出演者の陣容もそのへんの配慮がされていると感心していました。ところがある日、ヒーローの前田利家役の唐沢寿明の実際の奥さんが山口智子で、織田信長役の反町隆史の奥さんが、ヒロインの松嶋菜々子と聞いて驚きました。実のところ、私は山口智子と松嶋菜々子の区別ができなくて、ヒーロー、ヒロインを夫婦でやっていると思っていたからです。
 
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○ところで、昨年の大河ドラマ「北条時宗」では、ヒーロー北条時宗役を狂言界のプリンス・和泉元彌が熱演していました。先日、たまたま、和泉元彌が出演するテレビ番組の中で、狂言に初めて入門した人が、最初に習うことはなんですかという質問に答えて、まず、紋付、袴の着付けを覚えることが最初です。三日間は、そのことばかりに専念させて、紋付袴の着付けを完全にマスターしてもらうと語っていました。
 財団では吟詠の舞台での和服着用を奨励していますが、安易な気持ちで出来ることでないことを改めて知りました。私も紋付袴をたまに着ますが、未だに自分一人では満足な着付けをすることができません。やはり、相当な心構えでやらないと簡単にマスター出来ることではなかったと反省しきりです。
 (矢萩保三)
 
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