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編集後記
○秋の恒例行事、二十一世紀初の国民文化祭と武道館大会は大盛況裡に無事終了しましたが、これらの行事をたいへん心待ちにされていた二人の財団重鎮が十月、相ついでお亡くなりになられました。財団顧問の牛尾榮洲先生(東京都)と理事の若林芳雲先生(芳雲流吟詠会本部宗家会長・栃木県))です。両先生の永年にわたる吟剣詩舞道界並びに財団に尽くされたご功績に深く感謝いたしますとともに、ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
○牛尾榮洲先生は十月十五日、満九十六歳でご逝去されました。久保田鉄工(現(株)クボタ)に六十一年間ご精勤、代表取締役副社長を歴任されますとともに、財団の専務理事を昭和四十六年から二十五年間にわたりお務め頂きました。笹川鎮江会長は、その弔辞の中で、「先生は財界では”久保田の牛尾”で通っておられましたが、吟界では先生のことを”人柄の牛尾”、”吟界の英知”と呼ばせていただいておりました」と述べておられました。先生の吟剣詩舞道界に尽くされたご功績ははかり知れません。
 
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○若林芳雲先生は十月二十三日、満七十六歳で急逝されました。先生は牛尾榮洲先生の通夜にも出席されていました。今年の武道館大会では平成十三年度吟剣詩舞大賞功労賞のご受賞が決定(当日はご夫人の若林渓雲さまが代理受賞)するとともに秋の叙勲も内定しておられました。先生は永年にわたり検察官を務められていました。財団東日本地区連絡協議会副議長を務められますとともに財団公認栃木県吟剣詩舞道総連盟理事長としても長年活躍されました。
(矢萩保三)
 
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