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明日への提言
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笹川鎮江
 
二十一世紀初の国民文化祭、武道館大会とも盛会裡に無事終了することができました
 去る十一月四日(日)、群馬県民会館で開催された第十六回国民文化祭・ぐんま二〇〇一「全国吟詠剣詩舞道祭」、翌週十一月十一日(日)、日本武道館で開催された国民文化祭協賛・高松宮妃癌研究基金奉賛「第三十四回全国吟剣詩舞道大会」は、どちらも、二十一世紀初の大会となりましたが、秋晴れの好天に恵まれ、終日大盛況の裡に無事終了することができました。
 私は、体調の関係で歩行が不自由となり、近年は遠出が難しくなりましたが、今回の国民文化祭は群馬県前橋市の開催ということから車で往復し、参加することができました。国民文化祭は四年ぶりのことでございまして、その感激も一入でした。
 両大会とも、式典への登壇、また、企画構成番組への出演など、何とかお役を果たすことができましたが、いずれも、多くの方々のご協力があってこそ出来たものと深く感謝いたしております。
 来年の国民文化祭は十一月三日(日・文化の日)、鳥取県民会館・梨花ホールで、武道館大会は財団創立三十五周年記念大会として十一月十日(日)に開催されます。どうぞ、皆様方の一層のご支援、ご協力のほどをお願い申し上げます。
 
水六訓
 
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの糧あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
笹川良一








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