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平成十三年度 全国名流吟剣詩舞道大会
子供の日、愛媛県松山市で開催
 毎年、若葉とともに萌える財団主催の「名流大会」は五月五日、愛媛県松山市・愛媛県県民文化会館メインホールで開催されます。
 第一部では、先の少壮吟詠家審査コンクール決選大会で吟士候補となった二名を始めとする入選者が晴れの舞台、第二部では地元愛媛県吟剣詩舞道総連盟男・女二組の合吟を皮切りに全国の名吟家四十数名が、剣詩舞を交えて特色ある吟詠を披露することになっています。
 今回の子供の日特別企画構成番組は「秀眉 夢を秘めて輝く」と題し、四国地区連協・愛媛県総連が過去に松山市で開催した数回の大会で積み上げた経験を元に、子供達による明るい未来を期待した舞台が繰り広げられるでしょう。
 大会の呼び物、第四部・構成番組「虹よりも彼方に」では、地元漢詩家の力作をふんだんに取り入れ、四国の今昔を中心に興味深く描写されます。
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昨年、北海道・札幌市で行われた名流大会の舞台から
大会の概要
▼大会名 三笠宮妃総裁・恩賜財団母子愛育会奉賛
  平成十三年度全国名流吟剣詩舞道大会
▼日時 平成十三年五月五日(子供の日)十時
▼場所 愛媛県県民文化会館メインホール
▼主催 財団法人日本吟剣詩舞振興会
▼運営 四国地区連絡協議会
  愛媛県吟剣詩舞道総連盟
▼後援 文化庁・愛媛県・松山市・NHK・南海放送・愛媛放送・伊予テレビ・愛媛朝日テレビ・朝日新聞社松山支局・読売新聞社大阪本社・毎日新聞松山支局・産経新聞松山支局・愛媛新聞社
 入場料は五千円で、売上の一部は社会福祉法人恩賜財団母子愛育会へ寄付されます。
大会次第
一、開場 午前九時三十分
一、開会のことば 午前十時
一、第一部 午前十時五分
 第二十九回全国少壮コンクール
 決選大会入選者の部
一、第二部 午前十一時
 一般の部、各流宗家・会長の吟詠と剣詩舞
一、第三部 午後一時十分
 少年少女の部(子供の日特別企画)
 構成番組「秀眉 夢を秘めて輝く」
一、式典 午後二時
一、第四部 午後二時五十分
 一般の部、少壮吟士の部
 構成番組「虹よりも彼方に」
一、閉会のことば 午後四時二十分
平成十三年度全国名流吟剣詩舞道大会企画構成番組紹介
「秀眉 夢を秘めて輝く」
 今、子供達の心が廃れ、学級崩壊や、家庭崩壊など、曾ては思いも及ばぬ事が起こっています。それは、学歴を重要視し、情操教育を軽視した結果ではないでしょうか。
 故笹川良一先生は吟剣詩舞道漢詩集の巻頭で、吟詠、剣舞、詩舞を学ぶ第一の長所は、魂を養う事だと説かれています。私達はこの荒廃した世情を只怨むのではなく、吟舞の中に心を養い他人の苦しみや悲しみが感じ取れる人作りに努力せねばなりません。
 子供の日の本日、ここ愛媛の地に於て、澄み切ったひとみの子供達の吟舞を観賞しながら、日本の明日が安らかである事を祈るのです。
平成十三年度全国名流吟剣詩舞道大会企画構成番組紹介
「虹よりも彼方に」
 徳川幕府三百年の歴史の中で、南海道と呼ばれた辺陬の島国四国も、豊臣秀吉の四国征伐や、徳川家と蜂須賀家政(阿波)との縁組みなど、その時代、時代に応じて中央政権と深い関わりを持ち、政治、経済、戦略上常に重要視されて来ました。ここでは遥か彼方の時代を遡り、その一では「南海道を割拠した英雄篇」と題し、四国四県に残る城や、当時の英雄達が志を述べ、或いは、その英雄自身が称えられた詩歌を中心に吟舞で表現し、その二「草奔の民の軌跡」では野にあって活躍した先人をたどり、幾多の辛苦を乗り超えながらも虹を架け、夢を託した詩歌の中から私達は更なる彼方の真実を求め、吟じかつ舞い、吟道の誠を次の世代に継承すべく茲に「虹よりも彼方に」と題し、構成吟剣詩舞をお送りする所以であります。
出演者の吟題と氏名紹介
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