家族会と市町村の連携について
静岡県家族会若杉会
会長 氏原 治雄
1. 若杉会の近年の歩み
○会の概要
○保健所、市町村の家族会への対応
○若杉工房の設立
○講演会、学習会の実施.全家連の活用
○全家連大会(静岡)への協力参加
○社会福祉法人「みどりの丘」立ち上げ
2. 法改正に伴う具体的な施策が、容易に進展・活用されないのはなぜか?
関連する法律の改正、省令、条例の整備や、制度化に期間がかかりすぎる。障害者プランは「努力義務」とされたのが災いして、消化不良となった。利用できる環境や、条件が不十分な状態で、制度だけが先行しているものもある。精神障害者に対する根強い偏見が、必要な福祉施設の充実促進を阻害している。当事者、家族は、次第に高齢化し疲れ果てて、精神障害者福祉への「追風」にも無関心。
3. 精神障害者の福祉に関する業務が一部市町村に移行することの意義は大きい
何と、今から13年も前の昭和62年頃、他の障害者と同様に市町村で関わるかどうかの議論がでたが、市町村から反対された経緯がある。
福祉サービスの窓口ができて、市町村で関わってくれることで、単に関連する事務手続きだけでなく、身近な相談などを通して、精神障害者や家族の実態を担当の職員に知って頂けること。当面は二人でも三人でもよい。「大きな壁」=偏見差別は解消していくだろう。
4. 社会福祉協議会が、強力な助っ人役として手を差延べてきた
「社協」は、市町村での福祉活動の旗頭。ボランティアも多く抱えた力持ちである。市当局とは太いロープで結ばれている。
5. 地域市町村の担当課、保健所、その他関係機関との連携に期待をかける
精神保健福祉への正しい知識の普及啓発は、行政側の責任で推進すべきもの。このことは平成7年の精神保健福祉法にも明示されている。家族教室等を開催して、家族会の育成支援にも積極的に取り組んで欲しい。