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「久しぶりにパラダイス」  M. SATO
 
 どうしても空を飛びたくなり、誘われるままに機上の人となる。目的地はこの世のパラダイス!同行の小野日出雄さん(小野アビエーション代表)が留学契約を結ぶA VIA飛行学校である。「小野さんは、オレゴン州コルバリスは飛行機乗りの”パラダイス”この世の楽園…と豪語する…」
 コルバリスに行くには、サンフランシスコorシアトル経由ユージーンがベストと教えられ計画を練る。今回の目的は、慣熟飛行。「飛べなくなって一〇年!」そろそろ空が恋しくなり?飛行機とヘリコプターの操縦桿を握ってみたくなったからである。
 待ち合わせ場所は、オレゴン州のユージーン空港。ゴールデン・ウイークのため別ルートでの出発となってしまった。小野さんはユナイテッドでサンフランシスコを経由。貧乏人「佐藤」は一円でも安いコースを選び、ノースウエストでシアトル経由。もう一人は訓練を受ける留学生。小野アビエーションのうたい文句通り出国から帰国まで小野さんが世話をする。訓練を受けるS君は、すでに日本のヘリコプター単・多発タービン事業用の有資格者。今回の目的は、飛行機事業用&計器飛行の訓練を受けるためらしい。
 珍道中の始まり。
 佐藤が先発。続いて、小野さんのユナイテッド。最後が、S君と別々の出発。
 行きは酔い良い帰りは怖い!…行きは夜間飛行のため、機内が暗いのでビールや酒が美味しく楽しめる。酒が入るとリラックスでき?体も心も休まる。シアトルでの乗り換え時間には余裕があるので心配なし。しかし、シアトル空港を訪れるのは初めてなので不安がないわけではない。国際線から国内線に乗り継ぐには空港内を走る地下鉄を利用しなくてはならない。場所を確認するために飛行機備え付けの機内誌に目を通す。暗い機内で、雑誌の文字を見ようと目を懲らすが老眼のため見ることが出来ない。どうにか入国関係の書類にだけは作成できたが先が思いやられる。
 シアトル空港の入国審査は非常に簡単で、スムーズに通過。まだ、アメリカに着いた実感が湧いてこない。国際線到着ロビーに入り確認のためカウンターで一番チャーミングなお姉さんに声を掛けてみる。「国内線に乗りたいのですが…。」すると、カウンターのお姉さんは隣のオジサンに一声?「ユージーン行きにコネクションするお客さんヨ」オジサンは僕をゲートに招くと、いきなりバスに乗せ国内線のターミナルヘと連れ去った。楽しみにしていた地下鉄を見ることなく国内線出発ロビーへと運ばれてしまったのである。乗り継ぎ時間にはまだまだ二時間以上もあり退屈。そこで、ご当地名物!スターバックス・コーヒーを探しエスプッレソ・コーヒーを楽しむ。二時間後、やっと、機上の人となり最終目的地のユージーンヘと辿り着く。ユージーンで待つこと三〇分、小野さんと合流。成田を出てから約一〇時間も飛行機に揺られて夢気分。身体的な疲れはピーク、されど気分は爽快!…
 いよいよ次回はこのR/W一八○○m NDB/VOR/DME&ILSつきの写真のところで飛ぶのだ…。うれしいナ!!
 (次号につづく)
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