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「世界観光統計資料集」について
  従来から世界の主要旅行市場国が発表している「国際観光統計」は、そのほとんどが自国への旅行に関するものであり、世界の旅行業界にとって必要とされる「アウトバウンド旅行」の統計となると、日本、韓国、台湾等いくつかの国・地域を除くと、発表している国は極めて少ないのが現状です。また、発表されたとしても、バカンスなど目的が限定されていたり、推計の枠を出ない大雑把な数字であったりするため、地域別および時系列的な動向や旅行先国を一目で把握することが困難な状況です。
 本統計は、こうした現存する統計の不十分なところを補うことを目的として、加盟各国から世界観光機関(WTO)へ提出された受入れ国ベースのインバウンド統計を基に、逆集計することにより主要25カ国・地域からのアウトバウンド統計である旅行先国別訪問者実数(1996-2000)が把握できる資料となっています。
 なお、各国の受入れ統計は、国によって統計処理の方法に相違がみられるため、各国間の数字を比較する際は、予めその旨を留意の上活用願います。また、さらに詳しい内容(分類方法等)については、WTOが毎年発行している「世界観光統計年鑑(YEARBOOK OF TOURISM STATISTICS)」に各国の受入れ統計が記載されていますので、参考とすることをお勧めします。








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