「2.3.1.3補正値等の算出方法の検討」の項にある通り、本研究では残差埋め戻しによる予測水深の補正を行った。処理は主にC言語プログラムにより行った。
1) 観測水深値が存在する各点について予測水深と観測水深の残差rを計算する。
[残差r]=[予測水深Bp]-[観測水深Bo]
2) 残差rを対象海域全体に面的にスプライン補間する。(GMTのsurfaceコマンド使用)
R : 残差rのスプライン補間
3) 補間した残差Rを予測水深に埋め戻し補正予測水深Brとする。
[補正予測水深Br]=[予測水深Bp]-[残差スプライン補間R]
モデル海域(G1405)での結果を図2-31〜33に示す。また、参考までにSmith&Sandwellの研究グループによる2分メッシュ海底地形を
図2-34及び
図2-35に示す。
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図2-31 残差([予測水深]・[観測水深nearneighbor結果])平面分布(G1405)
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図2-32 残差([予測水深]-[観測水深nearneighbor結果])補間(G1405)
図2-33 残差埋め戻し補正済み予測水深(G1405)