本事業は、浅海域、中深海域及び深海域の測量船による既存の高品質水深データを用いて、同海域の衛星アルチメトリ・データを評価するとともに、北西太平洋データ空白域の海底地形を3か年計画で明らかにする。

　本研究の詳細は、各年度で作成した報告書を参照されたいが、初年度には

　2年度目には、

を実施してきた。

　平成13年度は最終年度目として、前年度までの成果を踏まえ、下記の事項について実施した。

　船舶による水深データ及びアルチメトリ・データの分布、海底地殻構造による海底区分等に基づき、2分メッシュ、1分メッシュ、500mメッシュでメッシュ区分を行う海域を検討する。

　複雑な海底地殻構造を有するモデル海域を3海域選定し、海底地殻構造に応じたアルチメトリ・データによる海底地形推算手法の検討を行う。

　上記[1]で検討したメッシュ区分に従って、船舶による実測水深データおよびアルチメトリ・データを用い、前年度試作した手法により2分、1分、5 00mメッシュの海底地形データを作成する。

　船舶による実測水深データ及び作成したメッシュデータを基に、北西太平洋を覆う海域における100m〜500m間隔のコンター図を作成する。