危険な海の生物はサメばかりではない
大きな石にはえた海草は、すべりやすくて危険だし、岩場にはフジツボやカメノテなど、先がするどくとがった貝がついていて、足や手を切りやすいので、こうした場所では十分気をつける必要がある。
また、海底の海草のしげみの中には毒をもったオコゼがいたり、ムラサキウニやガンガゼなどの、するどいトゲのはえたウニ類がいるので、ふみつけないように用心して歩かなければいけない。
クラゲの仲間にも毒のある刺胞をもったアンドンクラゲ、アマクサクラゲ、カツオノエボシなどがおり、とくにエボシ型の浮ぶくろをもち、アイ色をしたカツオノエボシは毒性が強く、これにふれるとはげしいいたみをともなって皮膚がはれあがるので、もしみつけたらよけて泳ぐ。もしさされた場合は、真水でよくあらってからアンモニア水をつけるといい。