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海では、はやく泳ぐよりながく泳ごう
 海水は人間の体を軽くするので、それだけながく遠くへ泳ぐことができるのだ。ながく泳ごうとする場合、呼吸のしかたが大切なポイントになる。人間は小さな呼吸をこきざみにすると、肺の中に少しずつ炭酸ガスが残ってすぐつかれてしまい、運動にはふさわしくない。運動をすると多くの酸素が必要になるのは、水泳の場合も同じなのだ。ながく、遠くへ泳げるようになるためには、クロールでも平泳ぎでも、肺に空気を十分送りこむために、ゆっくりと、大きな呼吸をくりかえしながら、泳ぐスピードをおとして、カを節約してつかれないよう練習すれば、プールよりずっとながく泳げるようになる。
 海ではプールとちがって距離がはかりづらいので、はじめに岸と平行に泳ぐか、深い方から浅い方へ向って泳ぐようにしよう。








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