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育て方・しつけ方のウソ?ホント?
 子育てに関しては古くからの言い伝えや戦後に入ってきた育児観、さらには最近の育児思想などが交錯して、育児における「常識」が混乱しているというのが今日の状況といえるかもしれません。多くの人が常識として考えていることが、実はとんでもない考え違いであったり、あるいは、誤解されて伝わっているということもあるのです。
 これらのことについて、特にお母様方が迷いやすいテーマを選んで、それらがどのようなことを意識しているのか、そのような考え方は子どもの発達を本当に支えるのかという観点から解説していきたいと思います。是非、今後の子育ての参考にして下さい。
抱き癖はつけたほうがいいってホント?
 
言い伝えの意図するところ
赤ちゃんが泣くたびに抱いていると、赤ちゃんは常に抱かれていることを要求するようになるから、あんまり抱いてはいけません。というのがこの言い伝えの意図するところです。
確かに、常に抱っこされないと満足しない赤ちゃんを持った母親は大変ではあります。
しかし、この言い伝えには大きな問題が含まれています。それは赤ちゃんの要求に応じないことをお母さん達に勧めているという点です。赤ちゃんは空腹やおむつがぬれた時ばかりでなく、「そばにきて欲しい」「抱っこして欲しい」というシグナルの意味で泣くこともあります。そのような時、母親がそばにきてあやすだけで満足する赤ちゃんもいれば、抱いてもらわないと満足しない赤ちゃんもいます。それはそれぞれの赤ちゃんの個性なのです。
 
たくさん抱いてダメになった子はいない
抱いてもらってはじめて安心する赤ちゃんを抱き癖がつくからといって抱かないのは、赤ちゃんに不安と絶望をもたらし、母子の信頼関係を傷つけるだけです。たくさん抱いてあげたからダメになったという子どもなどいません。思う存分抱いてあげながら、母子で遊ぶ機会を増やしていけばよいのです。
 
小さいときから一人寝のほうがいいってホント?
欧米で一人寝をさせる理由は?
欧米では自立と言うことを非常に重要視します。一人で寝るという事は、自立心の発達につながるであろうということも、欧米では早くから一人で寝かせる理由の一つです。
 
大事なのは、安心して眠りにつけること
暗い部屋に幼い子どもを一人で寝かせる事が与える恐怖心のほうが、後々まで子どもの心の健康に影響すると思われるからです。何よりも大事なことは、子どもが毎晩安心して眠りにつけるということです。寝ている間も両親に守られていると思える子どもは、やがて自分から「一人で寝るよ」といってくるでしょう。これが自立なのです。
子どものいたずらはほうっておいてもいいってホント?
 
いたずらは、子どもの探索欲求の現れ
1・2歳という時期はいたずら盛りです。「あれは何だろう」「これはどうするんだろう」と知りたい事や自分でやってみたい事が沢山あるのです。好奇心のかたまりみたいな時期です。手当たり次第何でもやってみようとします。その行動を私達大人は「いたずら」と呼んでいるのです。このいたずらを全部封じてしまったら、子どもの探索欲求も、活動欲求も、知的好奇心も全部封じてしまうことになるのです。いたずらをしながら子どもは様々な学習をしていくのです。いたずらは発達の源といっても過言ではないのではないでしょうか。
 
ほうっておけないいたずらって?
子どものいたずらはすべてほうっておいてよいというようなことではありません。どうしてもほうっておけないいたずらもあります。それは危険をともなうものです。危険をともなういたずらは必死で止めなければなりません。お母さんの真剣な表情と声が容易でない事態であることを子どもに察知させ、危険に近づかない能力を育てていくのです。
特集 しつけとマナー
あいさつをする[1]
 
●朝・晩のあいさつ
寝る前には「お休み(なさい)」など
●食卓
そのほかに「ごちそうさま(でした)、おそまつさまでした、おかわり、ありがとう、ごめんなさい、もういいです」など
●玄関
帰ってきた時には、「ただいま、おかえり(なさい)」など
幼稚園や保育所などでのあいさつ
●先生と
そのほかに「こんにちは、さようなら、失礼します」など
●友だちと
別れる時は「さようなら、バイバイ、じゃあまたね」など
次号へ続く
ほけんだより
平成14年4月号
ご入園・ご進級おめでとうございます。
今年は桜も例年より早く咲き、すっかり春らしくなりました。
園児たちにも元気の花を満開に咲かせて、楽しい生活を送ってほしいと思います。
今年度も「ほけんだより」を宜しくお願いします。
 
※1 《内科検診》
 栄養状態に加え、視診・触診により疾患の有無を調べます。
 
   《歯科検診》
 虫歯の数や口腔内の状態などをみます。
 
※2 《尿検査》
 尿中のPH・蛋白・糖・鮮血・ウロビリノーゲンをみます。これにより、腎臓や膀胱などの泌尿器系の疾患のほか、糖尿病や痛風といった疾患を発見できます。
 
    《蟯虫検査》
 蟯虫の卵が体の中に入り、成虫が腸に寄生することで肛門周囲のかゆみや皮膚炎など様々な症状がおきる病気です。肛門周囲に産卵するため、検査シールによって卵の有無を調べます。
 
※3《歯科矯正検診》
 虫歯ではなく、歯並びや顎の状態などを検査します。将来を見通した、とても大切な検査です。
検診の日程や注意事項などは決まり次第追ってお知らせします。








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