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5. あとがき
 事業初年度でもあり、体験作品募集要項のできたのはすでに新学期の授業が始まってからのことでした。地域杜会との協力関係を作り上げ、多くの体験学習を実施されている学校や団体に無理をお願いしてご協力をいただきました。
 このことをきっかけに、今後、「青少年の海と漁業に関する体験学習」事業が体験学習の内容充実に少しでもお役に立てればと願っています。また、この作文集を見られた、より広い範囲の皆さんに体験学習を取り組んでいただくことをも期待します。
 21世紀の地球環境を守っていく上で、海の環境は重要な位置にあります。海の環境を守ってきたプロ集団の漁業者は、現在、きびしい条件下におかれています。栽培漁業の推進で漁業振興を図っていくことが(財)京都府水産振興事業団の本務ですが、そのためには、将来をになう青少年に海と漁業についての理解を深めていただくと同時に、広く府民・国民の皆さんの関心を高めていただくことが重要と考えています。
 そんな願いを込めて、この作文集を編集させていただきました。活用していただくようお願い申し上げます。
 この作文集の発行に当たっては多くの皆さんの協力を得ました。補助金をいただきました日本財団、後援いただきました京都府、京都府漁連、伊根町、伊根町教育委員会、作品募集に協力いただきました、沿海市町、沿海市町教育委員会、体験実施の小中学校と漁業協同組合の皆さんに厚くお礼申し上げます。また、生き生きとした作品を寄せられた体験参加の小中学生の皆さんには感謝と、海の体験パワーで大きく成長されることを願って熱いエールを送ります。
 最後になりましたが、レイアウト、印刷は、三景印刷有限会杜にお願いしました。体験現場案内、放流種苗の生産等は本団栽培漁業センター所長・本尾洋はじめ同所職員があたり、原文入力は本団事務職員・小松直美が担当しました。
(財)京都府水産振興事業団
専務理事 西 村 元 延








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