本町の平成12年度の観光交流客は8万2,012人、平成11年度の8万7,112人よりも5,100人の減となっている。過去5年間の推移をみると、本町の観光交流客は年間1万人未満で、年度によって高下がみられ一定していない。中東遠地区全体の観光交流客についても同様で、601.5万人から1,223.7万人までと、年度によって大きなひらきがみられ、安定した推移がみられない。

　西部地域の観光交流客をみると、浜松市をはじめ都市部の入込み規模が大きく、町村部では小さくなっている。遠州灘沿岸地域では入込み規模が小さい町が多くなっているが、御前崎町などの優良な観光資源を有する地域では入込み規模が大きくなっている。浅羽町の入込み規模は、周辺の竜洋町、福田町、大須賀町、大東町などの周辺町と比較しても二分の一以下の規模となっている。

　平成10年度の日帰り客と宿泊客の比率をみると、本町内には宿泊施設(ホテル、旅館等)が立地していないため、日帰り客が100％を占めている。中東遠地区については、平成12年度現在でホテル31ヶ所(1,562客室)、旅館135ヶ所(1,727客室)が立地しており、優良な宿泊施設を有する地域では、浜岡町の40％、掛川市の31％など、高い宿泊客の割合を示している地域がある。