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図表4-13 浦賀地区の建物階高の状況と主要視点場の立地
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イ 沿岸部における土地の利活用調査
 
(ア) 調査対象範囲の選定
 対象地区の水際部から、沿岸部を通る「県道209号」「県道208号」の陸地側に一区画分までを調査範囲として設定した。
 
(イ) 土地の利活用の状況
 調査対象地区における土地の利活用の状況は以下のようにまとめられる。
 
● 造船所が立地する湾奥の沿岸部
 現在、湾奥の埋立地には、住友造船所の施設が建ち並んでいる。このため、浦賀地区の中心市街地として駅や商業施設が立地する湾奥の沿岸部一帯と、海との関係は希薄であり、また、そこからの海辺へのアクセスもできない状況となっている。
 
● 数少ない海を眺めることのできる飲食店
 飲食店の多くは、地区の中心市街地である湾奥の沿岸部一帯に立地しているものの、前述したように、そこからは、埋立地に立地する造船所によって海への眺めが得られない。このため、海を眺めることのできる飲食店は、比較的湾口部に近い場所に立地する2軒のみである。
 
● 湾口部に近くに立地する各種水辺魅力施設
 比較的湾口部に近い沿岸部には、マリーナ、乗船場、釣り船屋が立地している。具体的には、マリーナとしては、住友重機械工業の川間工場跡地に建設された「シティーマリーナヴェラシス」があり、高知造船所の一角には「マリンポート高知屋」がある。また、西岸には、釣り船屋が2軒ある。また、湾の左右岸には、それぞれ浦賀の渡しが今も残っている。
 
● 計画段階にある海沿いの公園・緑地
 西岸側の陸軍桟橋の周辺は港湾緑地として、木製デッキや四阿の整備が行われており、現時点では、ここが沿岸部に整備された唯一の公園・緑地である。しかし、浦賀国際文化村構想(平成3年3月策定)の中で、沿岸部に親水プロムナード(浦賀プロムナード)、公園を整備する計画があり、将来的には公園・緑地、プロムナードが沿岸部の広範囲にわたって整備される予定となっている(図表4-15参照)。
 
● 数少ない公共駐車場
 公共の駐車場は、燈明台近くに1箇所あるのみである。
 
 以上に示したように、浦賀地区においては、湾奥沿岸部の埋立て地には造船所が立地していることから、地区の中心市街地である浦賀駅周辺と海とのつながりが弱い。しかしその一方で、湾口に近い沿岸部にはマリーナや港湾緑地等の魅力施設が立地している。また横須賀市の「浦賀国際文化村構想」では、今後沿岸部において、海辺のプロムナード、臨海公園等の整備を実施していく計画であり、海を身近に感じ、接することのできる場所や機会が今後さらに増えていくことが期待される。
 次頁以降に、調査対象範囲の土地の利活用の状況を図表4-14と、写真4-7、写真4-8に示す。
 また次頁以降に、参考として「浦賀国際文化村構想」における土地利用構想図を示す(図表4-15)。
図表4-14 浦賀地区の沿岸部における土地の利活用の状況
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