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4 ふるさと市民制度とは何か
(1) 鹿角に思い入れを持つ人たちの思いを形にする仕組み
 
 ふるさと市民の母集団は、
[1] 鹿角市民
[2] 市の出身者
[3] 企業や団体などの関係で一時的に鹿角に住んだことのある人
[4] 観光で鹿角に訪れて鹿角を気に入った人
 など、何らかの意味で鹿角への思い入れをもつ人たちである。
 これらの人々の中で鹿角への思い入れを形にしてもらう仕組みを「ふるさと市民制度」と考える。すなわち、地域との絆を維持・強化したいと考える人や地域への貢献をしたいと考える人を組織化し、活躍してもらう仕組みである。
 すなわち、この「ふるさと市民」制度のねらいは、次の点にある。
 
鹿角に関わりのある様々な<ひと>をネットワーク化し、鹿角への思いを「住みやすい鹿角」、「ふるさと鹿角」、「力強い鹿角」づくりにつなげること
(2) 「ふるさと大使」の拡大・発展
 
 提案する新しい「ふるさと市民制度」は、「ふるさと大使」の実績と問題点を踏まえ、さらに発展した制度としていく必要がある。そこで、「数(要件)」、「機能」、「鹿角市との関係」という3つの部分で「ふるさと大使」の発展・拡大を図る。
 
○ 人数の拡大―資格要件の緩和
 有識者など、特定要件をもつ20数名の「ふるさと大使」と異なり、資格要件を緩和して、鹿角に思い入れを持つ出身者、関係者を中心に、 広範な人々の参加と協力を得る仕組みとする。
 
○ 機能の充実
 地域の発展(3つの鹿角づくり)に結びつけることができるように、鹿角に対する思い入れを形にしていく、実効性のある仕組みとする。
 
○ 多様な活用
 ふるさと市民との関わりが市役所内部にとどまらず市民や団体、企業などに活かされる仕組みとする。
図表3−2 ふるさと大使からふるさと市民へ








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