鹿角市は、平成6年9月に小坂町と1市1町で構成される「鹿角地域ふるさと市町村圏」に指定され、小坂町との連携のもとに、消防や廃棄物処理、各種施設の管理運営をはじめ、北東北三県(秋田、青森、岩手)の中心という好立地を活かし、圏域内外の連携・交流拠点としての役割を担うべく、農業、観光レクリエーション、地場産業の育成、交通・情報ネットワークの整備、保健・医療・福祉の充実、生活環境の整備などを展開している。

　また、行政サービス分野では、平成12年4月に大館保健所と北鹿福祉事務所の統合により、大館鹿角健康福祉センターが開設され、県北東部2市3町(大館市、鹿角市、小坂町、比内町、田代町)の保健・医療・福祉及び環境指導の総合的なサービス提供を実施している。

　さらに、県北地域(米代川流域地域18市町村)の一体的な活性化を目的とした「米代川流域地方拠点都市地域整備協議会」や、資源循環型の先進的な地域生成を図る「県北部エコタウン計画」、鹿角市を含む十和田湖を囲む北東北の9市を中心として広域的に連携を進め、新たに環十和田交流圏の確立を目指す「環十和田プラネット広域交流圏推進協議会」、北東北地域(秋田、青森、岩手三県)における交流・連携活動を推進する産学官民の協働組織「北東北広域連携推進協議会」など市域、圏域を越えた取組への対応も推進している。