私が最後尾…いや違う
6組 組長サブ 武田智佳子
私は、六組の組長サブ、つまり最終組の団員の最後尾に付いて全員無事に居るか、様子を常に気にする事、それが私の役目だと思っていました。
でも淋しい最後尾というのは、勘違いでした。いつもどこかで誰かが、最後尾のはずの私を見守ってくれていたからです。子供達を守らなければと思っている私達を、更に守ってくれている人の存在に改めて気付いた時、どれ程の安心感が生じた事か。
人は常に安心を求め、それは、人と共に生きている事によって初めて生まれるもの。目に見えない人の思いやりによって、この研修は実り多きものになった思います。
子供たちをはじめ、皆様によって沢山のことを教えられました。本当にありがとう
二〇〇〇年の夏
6組11班 班長 今村浩二
本音を言うと、大変だった。学校の先生にならなくてよかったと思った。
しかし、子供達の可能性を改めて感じた。
交流会での事、子供達は互いの顔を見たとたん、言葉はうまく通じなくても、気持ちが通じ合うのか、すぐに仲良くなっている。これは大変すばらしい事です。
この経験を活かし、これからも色んな事にチャレンジしてもらいたいです。少年の翼の班長になって良かったです。
二〇〇〇年の夏は、忘れられない夏になりました。11班のみんなありがとう。
「少年の翼」の仲間と出逢って…
6組12班 班長 北川千春
思えば五月からの事前研修から始まった『大牟田少年の翼』それから、三ヵ月後の本研修。その間に、よそよそしかった子供達が途々にそれぞれの個性を発揮し、様々な人達と逢って交流を深め、しだいに仲良くなっていく。その過程を見ながら、子供達と接していく中で、人との在り方を、もう一度考えさせられた。最初に抱いていた不安感は、いつの間にか消えて、子供達と過ごす事が喜びや楽しみに変わっていった。
特に思い出深いのが、パレードで韓国の子供達と、大蛇山を引っ張り、「よいさぁ」と掛声をあげて歩いた事が忘れられない。
この旅は、私にとっても沢山の仲間と出逢い、充実した楽しい思い出の一ぺージとなる事だろう。
少年の翼に参加して
6組11班 班長サブ 坂本睦美
今回、班長サブとして少年の翼に参加した。
五年前、少年の船に参加した時と違って、責任が重く不安だった。特に男の子の班だったから、不安と緊張は格別だった。
しかし、班の中学生達がしっかりしていて、随分助かった。
韓国に着いてからの観光では迷子がでないかハラハラした。小学生の男の子達は、私の目から見れば、日本の風景にそっくりな風景も、「韓国の」風景として、しっかりと焼き付いていた様子だった。
一歩、二歩と歩く度にカメラのシャッターをきっていた。
興味があちこちに移って前の人について行かせるのがやっとだった。
班長サブとしては困ったけど、子ども達が“韓国”を感じ、感動してくれてるという事はすごく嬉しかった。
現地交流では、出会ったと同時に友達になり、話しだした子がいて、友情には言葉の壁などないという事を痛切に感じさせてくれた。やはり、他人を受け入れる優しくて広い心を持っていたからだったのだと思う。
今回参加して、自分の体験から学んだ事も多かったが、それ以上に、班の素直な子ども達から学ぶ事が多かった。
子供達が教えてくれた事
6組12班 班長サブ 河野好美
2泊3日という、短い韓国研修で、私は子供たちから、色んな事を教えてもらいました。例えば交流会では、初めて会う韓国の子供達とすぐに仲良くなって、いつも遊んでいる友達のように楽しく遊んでいる子供達の姿がとても大きく見えました。自分自身の中で忘れていた何かを思い出させてくれました。
こんな貴重な経験を教えてくれたのが子供達でした。今は、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。