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司会 今日は浜中さんにおいでいただいて、議論をしたいと思いますが、その前に事務的な連絡だけ先にさせていただきます。まず9月28日、来週ですが、フレッド・バーグステンが来ます。“US-JAPAN Economic Cooperation after the year 2000”ということで、彼今本を書いているんですが、それに関していろいろな方々と議論したいということでありますので、ぜひご参加をいただきたいと思います。

10月18日には「台湾の政策動向について」ということで、神戸大学の大学院博士課程を終わったばかりの、松本さんという若い方の話をうかがいます。実は中国の専門家はたくさんいらっしゃるんですが、台湾の専門家は意外といらっしゃらなくて、なかなか有効な話がお伝えられないんですが、この方の話は大変おもしろいそうでありますので、ぜひお時間のある方は参加をいただきたいと思います。

それと東京で沖縄サミットの2日前に、インターネット国際会議というのを開きました。これ実はアマゾン・ドット・コムのベゾスとか、ヤフーのジェリー・ヤンとかシスコ・システムズのジョン・チェンバースとかすごい人を呼んで会議をやって、それで森総理に提言をさせていただくということをしたんですが、その会議の記録をとどめた『IT革命』という本を船橋洋一さんと私の編で出版します。明日ぐらいに発売されるのかな、それをちょっとお知らせ申し上げておきます。

最後に今日のお話とからむんですが、東京財団の政策研究シリーズから、『銀行再編のビジョン』というのを、(浜中次長と司会者の)共通の友人の吉田和男先生(京都大学大学院経済学研究科教授)が書いておられまして、この余部を実は今日持ってきておりますので、もし必要な方がありましたら差し上げるということでございます。売るんじゃなくて差し上げるということですので、どうぞお申し出ください。

それではお待たせいたしました。今日お話をいただく浜中さんはご承知のように大蔵省から金融監督庁に入られて、金融庁の次長で、文字通りこの実務のトップとして、ものすごい時代を経験をしてこられた張本人でいらっしゃいます。今お話ししていましたら、浜中さんが金融監督庁にきてから20いくつの金融機関が破綻したということで、本当にその最先端の話を忌憚なく議論させていただきたいと思います。議論の時間を少し残そうと思いますので、話は40分ぐらいにしていただきまして、その後議論させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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