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Issues Series/論点シリーズ vol.23 「ビジネスモデルを通じた産業のダイナミズム」

 事業名 基盤整備
 団体名 東京財団政策研究所 注目度注目度5


3. 質疑応答

 

司会 どうもありがとうございました。それでは、お時間も限られておりますので、早速、質疑応答に入らせていただきたいと思いますが、どなたかございましたら、積極的に手をおあげください。

 

A 今の、アメリカのモデルなんですが、初めにモデルありきで動いたのか、後追いでそう見えたのかというのを教えていただきたいのですが。

 

諸方 個別のケースで、全部把握しているわけではないのですが、フリーPCの場合は、明らかに最初にモデルをデザインしています。ビジネスモデルを考えたのが、IdeaLabという会社です。これもちょっと注目されていい会社です。Fortune誌でも取り上げられていますし、私がやりたいこととイメージも重なります。

それから、ECの事例のうち一つは、私も実際に訪問したことがあります。そこも、明らかにビジネスモデルのデザインをしていました。ですから、後追いではなく、発端になったビジネスのやり方は、こうやりたい、こうやるのがこれからのビジネスとしては合うぞという形で、かなり意識してやっていると私は理解しています。

 

B おもしろい話をありがとうございました。一点だけおうかがいしたいのですが、ビジネスモデルの進化についてです。ビジネスモデルが製品でしたら、できるだけ安くて性能がいい方向に開発の努力をしますが、ビジネスモデルに関しての進化の方向性、あるいは、判断基準といったものについて何かあるのでしょうか。原則というか。どちらの方向に将来的に進化するとか。

 

緒方 その辺は、正直に申し上げますと分かりません。ただ、よく進化論で言いますのは、進化の方向にいいも悪いもない。ですから、偶然の産物で、こちらがこうなったからこちらへ行ったというような、そういう可能性が非常に高いと思います。先ほど企業進化の道筋の一つとして、モノ・サービスの進化というのがありました。そこでもよく言われているのが、モノ・サービスの進化の多くは偶然だということです。いいと思って出しても売れるはずはないし、売れないだろうと思っても売れるかもしれない。コスト安、あるいは性能が良い方がよいのは当たり前なのですが、進化の方向がどちらへ行くかというのは、議論としては決まっていないと言ったほうが正解ではないでしょうか。

重要なのは、アジリティとお客さんにどうフォーカスを当てるのか。お客さんのニーズを真剣に考えて、それに対応していく。それによって、モノ・サービスを考えていくというのも一つです。

 

 

 

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更新日: 2020年10月17日

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