◎国際開発協力の基本原則
国際開発協力は、次に掲げる国際開発協力の基本原則に従い、相手国の要請、経済社会状況、二国間関係等を総合的に判断して行われること。
○主権の尊重、自主性等
○生活水準が著しく低い開発途上地域に対する特別の配慮
○女性及び子供の福祉の向上に対する特別の配慮
○国際の平和及び安全の維持の見地からの考慮
○軍事的用途への転用の防止
○基本的人権、民主化の促進の努力等に対する考慮
○環境の保全等のための措置
○住民の参加に対する配慮
○国際機関等との協力
◎国会に対する報告
政府は、毎年、国会に、国際開発協力の効果に関する評価を含む、国際開発協力に関して講じた施策に関する報告を提出すること。
◎国際開発協力を行う団体との連携の強化
◎国際開発協力に携わる人材の育成・確保
著者紹介
1949年静岡県生まれ。1979年、早稲田大学大学院経済学研究科博士課程前期修了。同年、参議院事務局入局。1989年に国立国会図書館調査立法考査局外交防衛課調査員。
1991年外務委員会調査室調査員、第一特別調査室特別調査員等を経て、2000年より外交防衛委員会調査室次席調査員(第一特別調査室次席調査員を兼務)。