日本財団 図書館


(4) 具体的航路のフィージビリティ・スタディ

1] 具体的航路の設定

・アンケート結果及びヒアリング結果をふまえ、今回のシミュレーションでは、具体的な航路として以下の3つ(パターン5]〜7]とする)を想定し、事業収支をモデル的に検討する。

 

パターン5]:神戸港レストラン船+USJアクセス船

・神戸港を拠点とするレストラン船を、朝及び夕方の空き時間にUSJへのアクセス船として使用するもの。大型船を利用。

・USJへは、朝と夕方にそれぞれ1往復する。USJへの船内では、飲物を提供。

・前述のパターン1]がベース。

パターン6]:神戸港遊覧船+USJアクセス船

・神戸港を拠点とする遊覧船を、朝及び夕方にUSJへのアクセス船として使用するもの。小型船を利用。

・USJへは、朝と夕方にそれぞれ1往復する。

・前述のパターン2]がベース。

パターン7]:USJ〜関空航路

・USJと関空を結ぶシャトル便。小型船を2隻利用。

・1日12往復を想定。(合計24便)

・前述のパターン3]がベース。

 

【参考:アンケート及びヒアリングによる知見】

■アンケート調査より

・現在の価格水準は概ね妥当。価格帯に関係なく、満足度は高い。

・高サービスには高料金が支払われており、利用者もそれを許容している。

・レストラン船に関しては、低コストのニーズはあるものの、それ以上に料理のグレードアップや、イベント等の新たな魅力づけを希望する声が大きい。

・新規航路はアクセス船ではUSJを除くと魅力がない。

・イベント船の需要はある。

■ヒアリング調査より

・新規航路はUSJ-神戸航路以外では難しい。

・USJ-神戸間で儲けて、それ以外の淡路へのアクセスなどはコスト事業で全体でペイすれば良い。

・集客力があるのはUSJ、神戸。しかし、団体旅行の場合、関西国際空港ははずせない。航路開設はこの3点で考えるべき。

・USJと神戸のパッケージは観光商品として考えられる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION