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(3) 評価

 

図表 .-2.完済年度を10年度とするための、客単価と乗船率目標の関係

パターン1](レストラン船)

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パターン2](遊覧船)

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パターン3](観光地アクセス船・40分)

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パターン4](観光地アクセス船・70分)

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1] パターンごとの評価

a) パターン1](レストラン船)

・全体的な収支構造は、飲食部門で収益をあげる形となっている。

・客単価を10,000円(乗船料を1,500円、料理代金を8,500円と設定)とした場合に完済年度を10年とするためには、年間の利用者数が約15.1万人(平均乗船率28%)必要となる。

・客単価を4,000円と低くおさえた場合には、年間の利用者数が約32.9万人(平均乗船率61%)必要となる。

 

b) パターン2](遊覧船)

・客単価(乗船料)を1,000円とした場合に完済年度を10年とするためには、年間の利用者数が約14.4万人(平均乗船率40%)必要となる。

・客単価を600円と低くおさえた場合には、年間の利用者数が約24.1万人(平均乗船率67%)必要となる。

 

c) パターン3](観光地アクセス船:航行時間40分・小型高速船)

・2港での営業となるため、パターン1]・2]に比べると、人件費や港費の負担が増すことになる。

・客単価(乗船料)を1,400円とした場合に完済年度を10年とするためには、年間の利用者数が約15.3万人(平均乗船率34%)必要となる。

・客単価を1,000円とした場合には、年間の利用者数が約21.1万人(平均乗船率47%)必要となる。

 

 

 

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