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3] 概要

■新規航路の開設■

前述したように、大阪湾内での新規航路の開設は採算面では厳しい状況が想定される。その様ななか、開設の可能性がある航路としては以下のような航路例が想定され、今後の需要を見ながら航路開設の可能性を検討して行く必要がある。

 

(航路例1:神戸港-USJ-KIXの3点ネットワーク航路開設)

旅客観光船の拠点である神戸港、大阪湾最大級の集客が見込まれるUSJ・天保山地区、旅客の窓口である関西国際空港を神戸港-USJ-KIXの3点ネットワーク航路としてトライアングル状に海路で結ぶ(このネットワークには長期的には神戸空港への海上アクセスを視野に入れる)。

これらの航路の有機的な連携を実現するための方策として、3点航路の割引チケットの導入等が考えられる。

(航路例2:大阪湾岸を回遊する観光航路開設)

また、財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構で進められているなぎさシーラインや共通パス(なぎさスルーパスの導入)を図るとともに、「SHIP&WALK」のネットワーク整備により、大阪湾岸を回遊する観光航路のネットワーク化を図る。

(航路例3:神戸港内の海上アクセスルートの開設)

旅客ターミナル地区、新港地区、ポートアイランド、六甲アイランド、神戸空港等を相互に結ぶ短距離航路を開設し、神戸港内の海上ルートによる動線を確保する。

(航路例4:神戸港周辺の湾岸部集客拠点とのルート化)

淡路夢舞台、マリンピア神戸、HAT神戸、サンシャインワーフ等の新たな集客拠点を結ぶ海上アクセスを開設し、神戸周辺の湾岸部集客拠点とのルート化を図る。

 

《提言》

● 神戸港-USJ-KIXの3点ネットワーク航路

● 大阪湾岸を回遊する観光航路

● 神戸港内の海上アクセスルートの整備

● 神戸周辺の湾岸部集客拠点とのルート化 等

 

図表VI.-7. 航路開設のイメージ

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