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3] 概要

■観光PR・商品戦略等■

観光客へのPRを効果的に行うためには、旅行代理店等へ周遊観光商品を売り込み、団体客を増やしていく必要があるとともに、海上旅客船をはじめとする公共交通機関との連携を図る必要がある。

具体的には、アクセス船及びフェリーのターミナル及び鉄道駅等での神戸港観光船のPR、フェリーにおける観光情報提供窓口の整備、公共交通機関と観光船のセット化等が考えられる。

特に、「みなと元町駅」は旅客ターミナル地区の最寄り駅となることから、案内表示の充実や観光船の時刻表示、駅員を水夫の衣装にする等のPR策が考えられる。フェリーについては「海の道」の一環として、船内での絵画展示等を実施することも考えられる。

内陸観光拠点で効果的なPRを図るためには、神戸市内周遊クーポン券の発行や内陸観光施設・宿泊施設等とのセット割引等の各種割引制度の導入や、コンベンションビューロー・ホテル等への売り込みによるアフターコンベンションへのPRが有効である。

また、観光船を神戸の観光魅力として広く発信していくためには、洋菓子等の神戸の特産品の通販等へのPR掲載も有効と考えられる。

 

《提言》

● 周遊観光商品の売り込み(旅行代理店等)

● 海上旅客船をはじめとする公共交通機関との連携

● 神戸市内周遊クーポン券の発行

● 内陸観光施設、宿泊施設等とのセット割引等、各種割引制度の導入

● アフターコンベンションへのPR

● 「みなと元町駅」での観光船のPR

● 神戸特産品の通販等へのPR掲載等

 

■連携■

メリケンパーク協議会との連携を図り、イベント等における観光船の売り込みや共同PRを行う。また、地元商店街、経済団体との連携を図り、例えば商店街で水夫の姿でチラシを配布すること等、まちを上げての観光振興を図る。

また、今後、ポートアイランドで進められる医療産業都市構想、新たなる中国人街構想等についても、その動向を勘案しつつ連携方策を講じていく必要がある。

 

《提言》

● メリケンパーク協議会との連携

● 地元商店街、経済団体との連携

● 医療産業都市構想、新たなる中国人街構想との連携等

 

 

 

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