■ポートアイランドの観光拠点化■
旅客ターミナル地区と対面し、コンベンション施設やホテルが立地するポートアイランド地区の観光拠点化を図る。
特に、コンベンション客の神戸港観光船利用への誘致促進やコンベンション会場と観光船のアクセス利便性の向上を図るため、ポートアイランド地区において旅客チャーター船の着岸が可能となる公共バースの設置が求められる。
そのため、コンテナターミナルPC-1〜5を商業施設(アウトレット等)や、集客施設(ミニテーマパーク等)、大型旅客船ターミナル基地等に機能転換を図る必要がある。
また、関西国際空港とのゲートウェイとなるK-CAT周辺では喫茶、物販等、K-CAT利用客の利便施設の整備が必要である。
このようなハード面の整備に加え、旅客ターミナル地区からポートアイランドへの海上アクセスの整備や、コンベンション客取り組みに向けてのPR活動、観光イベントの実施等のソフト面での取り組みが必要である。
《提言》
● 公共バースの設置(旅客チャーター船の着岸)
● コンテナターミナルPC-1〜5の機能転換
(大型旅客船ターミナル基地、アウトレット等商業施設の整備、ミニテーマパーク 等)
● K-CAT周辺の開発
● アフターコンベンションの取り込み
● 観光イベントの実施
● 海上アクセスの整備等
■クルーズゾーンの整備■
神戸港の西地区をクルーズゾーンとする長期ビジョンを持ち、徐々に機能転換を図り、海から見た景観の形成や集客力の向上を図る。
また、同ゾーンではヨットハーバーの整備やマリンスポーツの拠点となることを視野に入れるとともに、一番身近にいる神戸市民に、より強力なリピーターになってもらう視点から、市民が気軽に参加して海、船を直接体験できる観光施設等を安全面に配慮して整備する。このゾーンの周囲にはアウトレットや飲食施設等の関連施設も合わせて整備し、観光スポットとして魅力ある水際線を演出する。
《提言》
● 神戸港西地区における機能転換
● 観光船以外の神戸港の観光魅力の創造
● 市民が海・船を気軽に楽しめる「参加・体験型」観光施設等の整備等