・団体のチャーター利用も多く、収益に貢献している。
・一方、スペースワールドアクセス航路は事業的に厳しい(アクセス航路は、利用者数全体の1%にも満たない)。移動時間や料金の面でJRやバスに負けてしまう。
・会社全体として採算はとれている。
【事業上の留意点】
・営業戦略に力を入れており、九州や中国地方の旅行代理店やバス会社に営業をおこなっている。この際、船単体で売り込むのではなく、門司港周辺の観光魅力を一体的に売り込むようにしている。
・代替船を持っているため、一般客と団体客の利用が重なる時などには、2船対応を行うなどしている。不定期航路なので、柔軟な用船が可能となっている。
【今後の事業展開について】
・スペースクルーズアクセス航路については、休止の方向で検討中である。
・寄港できる港が多いというメリットを活かして、今後は、団体のチャーター利用に力を入れていきたい。一定数の利用者が確保できるというメリットがある。
・H13/4に下関港に水族館ができるため、下関港と門司港を結ぶ周遊航路の展開を考えていきたい。
【国・自治体等への要望事項】
・定期航路となることが一番のネックとなる。極端を言えば、月1便分を定期航路とし、他の分を不定期航路として船を運航したい。船を柔軟に使いたいという思いは強い。