4. 船舶乗降人員
神戸港の船舶乗降人員(客船、フェリー、外国航路)の推移をみると、1999年(平成11年)における総数は2,194千人であり、10年前の26.8%の低い水準となっている。
これは、1995年(平成7年)の阪神淡路大震災により、フェリー利用者数が半減したこと、更に1998年(平成10年)の明石海峡大橋開通による航路再編の影響で、フェリー及び旅客船の利用者が激減したことによる。
これまで、神戸港においては、新聞紙上で物流面で震災の影響を指摘されるケースが多かったが、旅客面においては震災の影響に加え、明石海峡大橋の影響を大きく受けており、神戸港の活性化を図る上で、旅客面での検討は重要な視点となっている。