はじめに
財団法人海外造船協力センター(以下「OSCC」という。)は、アジア・パシフィック地域各国のポートステートコントロール検査官の初級研修に関し、平成12年度に東京エムオウユウ事務局(以下「TMS」という。)から研修実施業務を受託した。これは平成7年度から平成11年度にかけて実施した研修(総参加国数14ヵ国、総研修受講者数216名)に引き続き行うものである。
この受託業務は、次のとおりである。
I 研修の実施
II 付帯業務
1. 研修受講者の宿泊
2. レクリェレーションの実施
3. その他これらに付帯する業務
これらの受託業務は、講師の派遣、ON THE JOB TRAINING(以下「OJT」という。)の対象船舶の選定及びその実施等に関し、関係機関の協力なくしては実施することが不可能なものであるが、運輸省、同関東運輸局、財団法人 日本船舶振興会、財団法人 日本海事協会、社団法人 日本船主協会、石油海事協会ほか多数の関係者の積極的な協力と支援が得られ、これを円滑に実施することが出来た。ご協力とご支援をいただいた関係機関及び関係者の皆様に深甚なる謝意を表する次第である。
以下に、本研修の実施概要を受託業務の実施報告書として取りまとめた。