大水深の掘削において、海底機器の設置や操作という水中での作業を行うために、船上からの操作で水中を自由に動く無人探査機であるROV (Remotely Operated Vehicle)(図14参照)は、必要不可欠なツールである。
ROVには航行方式、サイズ、パワー等が異なる様々な種類のものがあるが、大水深の掘削において使用するROVの仕様は、概ね以下のサイズのものが用いられている。
サイズ[L×W×H]:(2.5〜4.0m)×(1.5〜2.0m)×(1.6〜2.0m)
重量:2,000〜5,000kg
稼働水深:1,500〜3,000m
パワー:100馬力
ツール:カメラ、ライト、マニピュレータ