海底資源を掘削する場合、天然ガスや石油の存在の可能性を事前に調査しており、その調査を実施する船舶が図7のような海底調査船である。実際の調査は、船尾よりストリーマーと呼ばれる計測機器を海水に垂らし、それを引きながら航行してデータを測定し、採取したデータをコンピュータで解析することにより、海底面下の地層について詳細なデータを作成する。
図7の調査船Ramform Explorerは、長さ82m、幅40mであり、6つの位置監視モニター、長さ3kmのストリーマーとその3つの動力源を持っている。最大12本のストリーマーを接続することができ、本システムにより、5.4秒間に194レンジの測定が可能である。