海洋データの管理は複雑であり困難なものである。それは、気候変動にかかわる国際社会、また現状では保全されていない海洋資源の管理にかかわる国際社会において、本質的に重要である。MIRCの活動は、IODEプログラムを補足するものであり、サポートするものである。またMIRCは、特に西部太平洋域において、海洋データ管理の活動の著しい増進を短期間の内に成し遂げてきた。この概念は、日本水路協会と日本財団の先見によって、初めて日本で発展させられたものであり、IODE社会はこれを強く支持するものであり、この活動がさらに続くことを期待している。
わたしはMIRCのさらなる発展を願っている。そうして、過去に行われたその努力が、海洋科学の本質的な分野で、未来にも続けられることを希望する。(永田訳)