5.3 GPSとの連動による自船位置表示プログラム
5.3.1 対応GPS受信機
1] SONY製IPS-5000
PCMCIAカードと、使用する汎用パソコンにPCMCIAカードスロットTYPEIIが必要)
2] NMEA-0183フォーマット出力するGPS全般
5.3.2 GPS受信機接続例
5.3.1に示したGPSを接続することで本アプリケーションにおいて自船位置及び航行軌跡の表示が可能となる。
(IPS-5000を利用する場合、PEC東京測地系版においては、汎用パソコンの接続ポートは「東京都及び付近」ではCOM1、2に対応しているが、機種によってはCOMが3〜5に割り当てられることもあるため、「瀬戸内海東部」よりCOM3〜5も対応している。またPEC世界測地系版ではCOMポートを1〜9に拡張している)
表示方法としては、常に北を上とするノースアップ方式と自船の進行方向を上とするコースアップ方式がある。但しコースアップ方式はGPSの衛星の補足状況やサンプリング間隔によって自船位置を常に上手く表示できるとは限らないため通常利用ではノースアップ方式を推奨する。
なお、GPSから取得した位置情報が表示範囲外となった場合、航行軌跡を一時的に非表示とし、自船位置が表示可能範囲外であることを知らせる(GPSが橋梁の下を通過した場合等、衛星の位置を補足できなかった場合において一時的にデータがこの表示範囲外に飛ぶことがあることを考慮)。自船位置の経緯度値が表示範囲内に戻れば、航行軌跡は以前のデータに連続表示される。