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10] オシアイ

・愛媛県北宇和郡吉田町奥浦

・旧7月盆入り

★役場での聞き取り調査では不明。

 

11] 大島祭り

・愛媛県南宇和郡御荘町及び内海村

・旧9月17日(新10月17日) 御荘湾の大島

★「御荘湾の大島にある厳島神社は南宇和郡内海村の総鎮守の社であり、漁業の神様として南宇和郡内の漁師から崇敬されてきた。この神社の例大祭を大島祭りといって海上での特異なお祭りとして古くから親しまれてきた。」が、昭和12〜18年の間にイワシ漁業用の高速船がはいるようになって、手漕ぎ船が衰退し、大戦後、大島周辺の海底が埋まってきたことなどが重なり、昭和50年代には祭りそのものが消えた。昭和50年ころには、高速船により競争の時代があったと報告されている。

「昭和12(1937)年、わたしが小学校1年生の時は、網船が、両舷に8丁から14丁ずつの櫓で『ヤーヤーヤー』と漕いでお祭りに来ていました。そして、島の回りを競争するのです。…船の回る順番はお宮の本殿でくじで決めます。お神輿を乗せる船も大網の中から1隻だけくじで決めます。このご座船のくじに当たった大網の人たちが大喜びの声を出してお宮を駆け降りていました。…島の回りを何隻も回る。この船漕ぎの行事を『島ねり』と言いました。それが大島のそばの小島を通るんです。それはそれは壮観でした。」(尾崎和也:昭和6年生まれ:御荘町・『愛媛のまつり』)

 

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12] 龍王祭

・愛媛県宇和島市

・9月中旬

・龍王祭執行委員会 TEL0895-24-1111

★「二隻の和船で海岸から沖の標識の片道レース。各4丁櫓。」(「日本の舟競漕」)

 

13] 鹿島の櫂練り(参考行事)

・愛媛県北条市

・4月15日と10月12日 北条港から400メートル

・市商工観光課 TEL089-993-1111

★「港湾まつりガイドブック」(全日本漁港建設協会刊)によると、『治承年間、河野水軍が出陣に際し鹿島の神前に集結して戦勝祈願をし、あるいは凱旋の時の祝勝奉賛をしたのが、鹿島神社の神事となったものと伝える。』『櫂練りは、踊り手、漕ぎ手、囃子方で構成され、櫓の踊り手は法被姿にボンデンを握り、舳の踊り手は長襦袢に白鉢巻と襷掛けで櫂をもって、樽の上に立ち勇壮に踊る。また漕ぎ手は白シャツに赤襷姿に身を包む。』神輿が町中を巡幸したあと、神輿船に移され、港内を出て「櫂練り」を演じつつ、陸にあがって宮入りする。櫂伝馬とも関係の深い祭り行事である。

 

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