7] あしずり祭り ボート漕ぎ競争
・高知県土佐清水市
・8月第1土日曜日 清水漁港
・ボート(FRP) パドル 漕ぎ手6人 舵なし
・実行委員会 TEL0880-82-1111
★2000年が第39回の祭り。商工会議所を中心に実行委員会を組織、ボートはイベント部会(青年会議所)で実施。ジョン万次郎に因んで、ジョン・マンカップボート大会という。2000年は一般38チーム、小中学生18チームが出場した。
◆愛媛県
8] 由良神社はだか祭り 和船競漕
・愛媛県北宇和郡津島町下灘地区
・7月15日(固定)
・押船保存会 津島町嵐 下灘公民館 TEL0895-35-0001
・和船(木造:独特の船) 櫓 漕ぎ手40人 梶1人 采振り1人 拍子打ち1人 水かけ1人 44人乗り
★「伝統的に受け継がれてきた和船競漕も、第次世界大戦後の昭和25(1950)年が最後で、十年間程途切れていた。なんとかこの行事を復活させようという気運が高まり、まず最初は1丁櫓で復活し、そのころは15、6隻で始まった。昭和61年に、昔のように8丁櫓でやろうというので、保存会を結成し、規約や趣意書を作り寄付金を集めた。下灘地区は真珠養殖や母貝養殖で経済的にも安定しているし、行事を支える若者も多くいる。和船は昔の網船を参考にして、弓立の船大工山下さんに建造を依頼し、船材は宮崎県の杉を現地に出向き調達した。…7月1日に船おろし、2日から14日まで予行演習をする。…14目の宵宮の夜は、下灘の各地区から大漁旗で飾られた漁船が神社に集まってきた。…15日の本祭は午前9時から本殿祭としての神事が行われる。…みこしは御座船に積まれて、和船競漕のゴールでもある。鼠鳴のお旅所に渡御をする。…船は長さ13メートル、幅3メートルの10丁櫓で1丁に3〜4人がとりつく。そしてこの3〜4人が実にみごとに連携して船を漕ぐ。選手は1隻に44人が乗り込む。出発点は針木の沖でゴールまで1.6キロメートルの長さである。」(『愛媛の漁村』武智利博著)この祭りの起源は天保8(1838)年という。