・旧5月10日(昭和初期まで)
・海士郷地区
・木造船2隻の和船による競漕 櫓3丁
★往復600mのコース。折り返し点には旗が立てられ、それを回って帰ってきた。
29] 阿知須方舟(はこぶね)競漕
・山口県吉敷郡阿知須町漁港
・7月第4日曜日
・阿知須漁業協同組合 TEL0836-65-2062
・木造船4隻のはこ舟による競漕 小櫂4丁
★のり漁の四角な舟を櫂(湯まぜ)で漕いでレースをする。湯まぜは安芸宮島で造った。10年前に町政施行50周年記念イベントとして始まった。
30] 神舞
・山口県熊毛郡上関町祝島
・5年に一度、旧8月1日から1週間
・祝島地区
・木造船2隻の伝馬船による競漕(かつては3隻、現在は競漕はない) 小櫂27丁 大櫂 女装者 男装者
★神事は大分県国見町伊美別宮八幡宮の神舞を招き、祝島を斎場として氏神の宮月八幡宮および大歳神社との合同祭事として行われるが、海上13里(52km)を距つ山口・大分両県の海上を御座船が往復し百余隻におよぶ奉迎船が参加する入り船・出船神事は荘厳・華麗であり、古式のままを今日に伝承する県指定の無形民俗文化財である。
神舞行事は祝島の荒神祭にあたって神楽が奉納される行事である。
古くは船競技が行われたというが今はない。船も3隻から2隻に減少した。これは青年らの減少によるという。
神舞の年には島外に出ている人も必ず帰島する。そして全島あげて祭事が行われる。
上関町教育委員会『周防祝島の神舞行事』昭和53年より