日本財団 図書館


すなわち、前記と同様、誤差円の半径Rを√2倍にした事に相当する範囲の確率となる。

 

085-1.gif

 

前記と同様に、誤差円の半径Rの内部に船位が存在する確率をp、観測値の標準偏差をσとすると

p=1-exp(-R2/2σ2)

の関係がある。(平成11年度の中間報告書参考資料6参照)

 

半径R[σ×10m]の誤差円の内部に位置が存在する確率Pの図

085-2.gif

 

35ノットまでの一般船の追尾における確率の上昇

 

ここで、p=0.5とすると、R=R0=1.1774・σであった。

改めてR=√2×R0=√2×1.1774・σとすると、p=0.75となる。

すなわち、標準偏差が1/√2倍になると、誤差円の半径Rを√2倍にした事に相当し、誤差円の半径√2Rの内部に船位が存在する確率pは1.5倍に上昇することになる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION