追尾でロストと乗り移りとなる状況を確認するため、本牧のレーダー運用卓(予備)の正面にビデオカメラを設置し、本牧レーダーのGD処理画面を撮影し、6秒おきに1枚のテレビ画面として録画蓄積した。
録画画面はテレビ画面として再生すると、1秒間に30画面送出されるので時間を短縮して監視が可能である。
実際に今回の調査では12時24分より16時まで連続して6秒おきに2159枚のGD画面映像を撮影した。テレビ画面として再生した場合約72秒間の映像としてまとめた。
ロストと乗り移りとなった事例のデータをより多く収集するため、実態調査(2)では16日の12時29分より19日の12時00分までの約71.5時間分となった。
映像の蓄積はレーザーディスクレコーダを使用したので、任意の再生スピードで見たり、見たい画面の所で静止画として見ることができ、録画映像の監視により、追尾性能の実態調査に必要なロスト、乗り移りに至る過程を細かく見ることができる。