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3. AISの運用面

 

3.1 AISの応用についての指針並びに勧告の作成

WG 1及びWG 4の委員の数名が、IALA AIS指針の運用に関する部分の内容を再検討するために参集した。Macdonald氏(オーストラリア)が、検討する新しい内容のリストに従った仮資料を作成した。

これはWG 4の作業とされ、各章についての執筆者を決め、WG 4の編集グループが編集することになった。議長は提出する内容の重要性について言及し、各執筆者が指針案の裏表紙に記された提出期限までにそれを達成し、委員会のウェブサイトに投函するよう要請した。

 

3.2 AIS情報の表示のための記号

AISの表示及び記号についての提出資料の検討が行われた。検討は、部分的に次の一連の情報資料によって行われた。

 

AIS 8/2/13:AIS記号のテストと評価(Benny Pettersson)

AIS 8/2/5:レーダーとECDISでのAIS物標の表示と統合(H-H Callsen-Bracker)

AIS 8/2/6&7:AIS-ECDIS統合のための連合パイロット計画

 

検討の要点は、IMO調停グループの作業をAIS委員会はどのようにすれば支援できるのかという疑問であった。

 

検討の結果次の通り実行することとなった。

WG 5:H-H. Callsen-Bracker(議長)、Bodahn Pillich、Benny Pettersson、David Pietraszewski、Gordon May、Bill Sandfordが、各方面から現在入手できる表示及び記号についての情報を集めて検討し、見解を第9回委員会に提出する。(IEC/TC80は第9回委員会への提出資料を作成中である)

WG 5として必要ということになれば、独自の資料を準備することもあり得る。

 

3.3 AISの表示方法

AIS表示に関する資料が上記3.2項のとおり検討された。

 

3.4 IALA全会員に対する周知文書の作成

規則19によるIMOのAIS搭載義務化が改正SOLAS条約第5章に盛り込まれることから、事務局長はAIS委員会に対し、全てのIALA会員への周知文書を作成するよう求めた。

D. Glass氏(イングランド)が案を作成して第9回委員会に提出することになった。

 

 

 

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