オランダ国 Rotterdam港
調査日:2000年10月18日〜10月20日
調査ターミナル:City Terminal (Hanno Terminal)
:ECT Terminal (Europe Combined Terminal)
Rotterdam 港
当港は北ヨーロッパの中心に位置し港湾物流の玄関口としてヨーロッパ大陸全域を背後圏に鉄道、道路並びに艀による河川舟運のNetworkを持つヨーロッパ最大の港湾規模を誇り発展して来た。
位置的にはマース川とライン川が北海に注ぐ河口から約30kmに及ぶ港湾施設と石油化学コンビナートが立地し、商業機能のみならず工業機能も兼ね備えた国際貿易港である。
コンテナターミナルも市街地に近接したCity Terminal (旧港域)と河口を新たに埋め立て造成したデルタ地域に建設したDelta Terminalが有り、全てのターミナル運営は民営化されている。同港には外国航路/近海航路並びに河川・運河輸送用のコンテナターミナル会社が10数社あり、今回の調査では両地区の代表的なCity TerminalではHanno TerminalとDelta地区ではECTをヒアリング調査を実施した。
[I] Hanno Terminal
1. コンテナターミナル施設の概要

将来計画として隣接のPier-5の整備と近接している施設をコンテナヤードとして拡張する。更に港内入り口のWaalhavenの突端をカットし入り口を拡張し、超大型船の入港/出港を容易にする改良工事を計画している。
2. コンテナターミナルの荷役作業体制(3シフト/24時間体制)