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8. おわりに

 

インターネットが世界の共通基盤となり、インターネットに接続することが誰でも簡単にできるようになりつつある。インターネットから情報を入手し、インターネットを通じて情報のやりとりを行うことをベースにしたIT革命が進行中である。しかしながら洋上にある船舶においては、近い将来可能となるであろうが、現在においてはまだ自由に利用することはできていない。一人、船舶がIT革命の蚊帳の外におかれているのが現状である。船舶においてもインターネットが自由に利用できるようになるまでの間においても、生身の人間である海技者は船舶を運航し続けなければならない。

日本人船員の乗船が少なくなっている中、乗船し運航を管理しているごく少数の日本人船員にとって、必要な情報を容易に入手できることは必要不可欠であり、インターネットから隔離されている船舶乗組員を情報の面から支援する必要性は極めて高いということができる。

今回の海技関係情報のCD-ROM作成委員会においては、CD-ROMを用いて疑似的に海技に関連する情報を閲覧できるホームページを提供することを目的に、その作成を行ってきた。海事関係情報は多岐多種にわたるが、今回作成したCD-ROMに収録できたのはその一部分でしかない。しかしながら昨年度の「海技資料のCD-ROM作成・検討作業部会」の試作品とその検討結果、並びに今回行ったアンケート調査を通して、ごく限られた情報ではあるが、このCD-ROMに収録した情報が、乗船中の海技者に有益であるようにと取捨選択したものである。目次だけでも、余裕のあるときに一覧して頂ければ、必ずや何かの時に役立つ情報が収録されていると信ずるものである。

今回作成した疑似ホームページは、インターネット上に開設すれば、船舶のみならず陸上の海技関係者にも有益なものであり、海技関係情報を検索するポータルサイト(入り口となるホームページ)ともなりうるものである。しかしながらその枠組みと概要を例示したにすぎないともいうことができる。今後内容が充実され、インターネットを通して、船舶の安全運航を支援することができるものへと発展することを期待する次第である。

おわりに、本調査検討に参加協力いただいた委員並びに関係機関の方々に深く御礼申し上げます。

 

平成13年3月

海技関係情報のCD-ROM作成委員会

委員長 鶴田三郎

 

 

 

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