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ハード対策として、交差点の立体交差化とバスレーンの設置を行っている。写真に示すようにオバーパスの路肩側レーンはバスレーンに指定されており、バス停を通過するバスに対して便宜が図られている。

●BSS、MBSS詳細

EDSA路線を3つの並走路線に分けて、各路線毎に停留所を指定した。3路線はそれぞれ1、2、3の番号で呼ばれる。各停留所では路線毎にバスベイが指定される。各停留所には全ての路線のバスベイがあるわけではなく、路線により停車パターンが異なる。ただし、この路線指定には、優等編成の考え方(快速設定など)を取り入れているわけではない。

ある事業者の車両全てが特定の路線に属するわけではなく、自社の中で1/3ずつに均等に分割する。各バス車両は車体前面に所属する路線番号を表示しなければならない。

このような方法論はCBL (California Bus Line)が計画して、LTOに提案された。LTOはこれを採用し、各バス会社への台数・路線割当てを発表した後、BSSが実行された。しかし、路線間に乗客数の差・利益の差が生じたため、各バス事業者は路線プレートを偽造し収益の高い路線に集中した。このため、再度路線設定を見直したMBSS7が実施されたが、利用者の反応、営業効率性が悪く、現在は運用を停止している。

●専用バスレーン

BSS計画に伴って設定されたバスレーンが機能している。

現政府は公共交通の優先を政策目標として掲げている。2001年度以降、様々な施策が開始される予定であるが、EDSAではバス専用逆走レーンの導入が計画されている。

 

7 この時、路線間の相互補助に関しては検討されていない。

 

5.3.2 MRT3号線の運行状況

(1) 運行状況

●路線

MRT3号線はEDSAの中央分離帯上に高架複線で整備されている。2000年6月までにNorth Avenue駅まで延伸され、全体の約3/4が開通したことになる。

●車両、サービスレベル

車両は日本の路面電車サイズで狭い。車椅子利用者を配慮した設計がされている。

●料金

料金はLTFRBにより規定されている。現在は延伸直後のキャンペーン期間につき、初乗り9.5ペソ、最長でも15ペソである。キャンペーン終了後は初乗り12ペソに値上される。

 

 

 

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