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●その他サービス

サービスレベルは事業者の裁量に任されており、行政の管掌範囲ではない。

事業者間で車両の新しさ、清潔度、利便性(ストアードフェアカードの有無)などに差がある。

 

(2) 事業者組織、バス車両の管理

●事業者組織

JBで都市内乗合バスを運行している事業者は二社ある。一社は完全な民間企業であるが、もう一社はジョホール州が資本金の一部を拠出しており、半官半民の組織である。

■ 完全な民間事業者

Transit link Sdn Bhd、車両数500台(うち、300台が稼働中)

■ 公的資金が入っている事業者

Syarikat Pengangkutan Maju Bhd(Maju)、111台(うち、98台が常時稼働中)

乗合バスのほかには、スクールバス、工場バスの運営企業がある。

●事業者の大合併

1995年まで、JBで都市内バスを運行する事業者は、大小併せて8社存在した。バスサービスの向上を図るため、1995年9月に以下の7事業者がTransit Link社としてコンソーシアムを形成することとなった。

・Pantai Indah Sdn Bhd (Pantai)

・T.Hakkim Sdn Bhd (HAKKIM)

・Zoomlink Holdings Sdn Bhd

・Pasir Gudang Bus Supply Sdn Bhd (PGBS)

・Alec Bus Co Sdn Bhd (ABC)

・South Johore Omnibus Sdn Bhd (SJO)

・Pengangkutan dan Binaan Timur Barat Sdn Bhd

この内、South Johore Omnibus Sdn Bhd (SJO)がもっとも古く、規模も大きかったため、事実上、同社を中心として再構成された。

事業統合は、事業ライセンスを発行する連邦政府の組織Commercial Vehicle Licensing Board (Lembag Pelesenan Kenderaan Perdagangan;通常、LPKPと呼ぶ。)の行政命令によるものである。LPKPにとっての統合のメリットとして、バス事業コントロールの容易さ、ライセンス発行手続きの簡略化などが挙がる。一方で、統合に関係する業者間の路線調整、及び、統合後の運行計画はすべてTransit link社のリソースで実施されている。補助金などは一切支給されていない。

 

 

 

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