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12) 能力:

過去に建造した最大の船舶:浮きドック12,000TLC

過去に修繕した最大の船舶:バラ積み貨物船14,554GT

13) 作業場:

造船所用地:370,000km2

作業場の数:5つ

14) 埠頭の長さ/深さ:1,500m/8.0km(小潮時)

15) 従業数:エンジニア10名、スタッフ及び通常従業員600名、契約社員600名

16) 営業内容:

船舶の修繕(ケミカルタンカー、バラ積み貨物船、供給用タグボート、一般貨物船等)

船舶の建造(浮きドック12,000TLC、クリーン商品タンカー1,500DWT、ケーブル設置用バージ60km、2,400BHPプッシャータグボートと85mのハッチバージのセット)

船舶の改造(鋼製500トンの宿泊用バージの改造及び延長、貨物船を家畜運搬船に改造)

17) 年商:非公開

18) その他:経済危機により、新造船活動に影響を受けたため、現在一時的に船舶の修繕に変更していた。しかし、効率的な建造管理が行えるため、再び新造船活動に戻りつつある。現在の仕事は、連続注文の4隻の外洋航行タグボートである。船主が、基本的なアイディアを提供し、シンガポールの親会社が基本設計及び詳細な製図をつくっている。設計及び技術者の訓練の2点に関しシンガポールの親会社との協力関係がある。第1段階では、造船所の若手エンジニアを補助し、訓練のために40名から50名のエンジニアが親会社からバタムに送られてくる。若手エンジニアの大多数は大学の卒業者で、ジャカルタ又はスラバヤで学位を取得している。現在約10名のエンジニアを親会社から雇用しており、10名の若手エンジニアが補助している。契約社員含めた全ての従業員はバタムで雇用している。バタムの労働力供給量は充分である。造船所は熟練工を養成する経験も豊富である。バタムの労働者コストはシンガポールよりも約20〜50%安価である。生産及び品質管理の方法に充分に自信を持っている。ほぼ全ての原材料は海外から輸入しており、約80%はシンガポールから、残りの20%はアジア諸国及びヨーロッパから輸入している。10%の付加価値税(VAT)免除制度があるため、高品質の鉄板を国産品よりも安く入手できる。シンガポールとバタムの造船所の競争については、バタムは商品をより低価格で提供できるが、シンガポールの造船所は融通性において優位であり、仕事をより短期間で完成することができる。

 

 

 

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