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1990年に、バタム島の造船業投資の政策が変更され、より大規模な造船所の設立が可能となった。

1991年以降、外国造船企業がバタム島に100%所有又はジョイントベンチャーの造船所及び船舶修繕所を設立し始めた。

ジョイントベンチャーとしてもバタム島に造船所及び船舶修繕所が設立された。また、シンガポールの大手であるSingapore Sembawang造船所が、バタム島の西60kmに位置するカリマン島にも、新規造船能力25,000DWT、ドック及び修繕能力100,000DWTのKarimum Sembawang造船所を設立した。

他の外国造船所はバタム島に、15,000DWT、40,000DWT、65,000DWTの浮きドックを専用に設立した。

 

2.3 バタム島及び力リマン島の造船業の現状

 

現在、バタム島では43の造船所がバタム産業開発当局(BIDA)に登録している。その半分未満が用地及び設備を所有する実際の造船所として分類されるが、残りは下請け業者又は造船関連企業である。

大多数の造船所はバタム島の南西沿岸部(タンジュンウンチャン地区)に位置しており、バタム島の南西約60kmにあるカリマン島には1つの造船所がある。

バタム島で営業している全造船所の内、16社がバタム造船所協会(BSA)に加盟しており、3社はIPERINDO (インドネシア造船・海洋工業会)に加盟している。

 

修繕設備:

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