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3.3 沿岸輸送

 

3.3.1 主要貨物

 

表3.3.1-1:沿岸輸送、1994-1998年(単位:千トン)

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表3.3.1-1は1994年から1998年の5年間に、タイ国内で沿岸輸送された主要貨物を示している。

最も顕著な特徴は、石油製品の輸送が優位なことである。同期間中に沿岸輸送された総量1億1,300万トンの内、ほぼ94%は石油製品であった。逆に、2番目に重要な商品である金属製品は全体の2.63%を占めているに過ぎず、他の商品で1%を超えているものはない。道路貨物(表3.2.3-2参照)との比較は対照的で、道路輸送貨物は多様化しており、全体の25%を超える品目はなく、7種の異なる品目がそれぞれ全体の5%又はそれ以上を占めている。

モーダルシフトの見込みに対する重要な論点は、安定的で信頼できる沿岸輸送マーケットの開拓には新規船舶及び港湾設備に対する投資促進が必要だということである。

 

 

 

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