この変化は第一次産業から第二次、第三次産業への移行の影響を受けている。産業構造の変化を受けて、農業に従事する労働者数が減少する一方、工業・サービス分野における労働参加者数は1980年以来20年間に渡り継続的に増加している。
この傾向は1997年以降のタイの経済回復後にも見られる。タイ経済の全体的な成長は、輸出分野における成長の回復に支えられている。米ドル建ての輸出額は、1999年の初めの11ヶ月間で前年の同時期と比較して6.7%増加した11。コンピューター及びその部品、織物、宝石及び宝飾品、電子製品、自動車製品を含む製造業の輸出は輸出全体の80%を占めている。
11 Thailand Development Reserch Institute