船隊の近代化を奨励するために、MSPは米国籍への転籍を認める要素を盛込んでいる。現在までに12隻の商船―すべて船齢10年未満―がMSP参加のために米国籍に転籍した。さらに、船齢25年の船舶を新造のRO/RO船に置き換えたいとする一社の要請をMarAdは承認している。
もう一つのプログラムであるVISA (Voluntary Intermodal Sealift Agreement)は、有事の際の弾薬、軍用貨物の輸送に、国防総省が確実に民間のインターモーダル輸送能力を利用できるようにするためにMarAdが設立したものである。現在のVISA船隊は、米国籍商船運航会社35社、外航乾貨物船109隻で構成されており、米国籍民間乾貨物船腹全体の80%を占めている。VISA参加船の約70%が、MSP契約により補強されている。