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米国の会員数はギリシャ、ノルウェイに次いで世界第3位となっている。

また、メジャーオイルのアルコ、モービル、シェブロンが準会員として参加しており、3社の総タンカー数は66隻である。

 

INTERTANKO会員19社のうち、隻数の多いのはOMI、OSG、及びStolt-Nielsenである。OMI (OMI Corporation)が運航する船は、付録2によればUSCCを含む外国籍のタンカー26隻、バルクキャリア1隻の合計27隻である。一方付録1にも6隻のOMIタンカーが記載されている。米国のタンカー運航者大手のOMIとMTL (Marine Transport Line)は1997年、合併に合意し、合併後海外資産を引き継いだ新OMIと国内資産を引き継いだ新MTLに分かれたが、実は一つの会社OMI-MTLである。したがって現在のOMIは外国籍タンカーのオペレーター、MTLは米国籍タンカーのオペレーターであるが資料により若干表現が異なっている。

 

OSG (Overseas Shipholding Group)は1969年創立の会社で、付録2にはULCCを含むタンカー39隻、バルクキャリア12隻、RO/RO船1隻が登録されている。船籍は米国籍12隻(タンカー9、バルクキャリア2、RO/RO船1)、外国籍40隻となっている。OSGは1998年にBP、キーストーン・シッピングと共同でアラスカ・タンカー会社(Alaska Tanker Company: ATC)を創立した。出資比率はBPが25%、OSGが37.5%、キーストーンが37.5%であった。OSGはOPECの石油減産にもかかわらず1999年の決算では利益を生み出している。なお、アラスカ原油の輸送に関してはBP、アモコ、及びアルコが大手であるが、両社の間に合併の動きがある。これについては次章で詳説する。

 

Stolt-Nielsenはルクセンブルク籍のノルウェイ系の会社で、海運、魚の養殖・販売事業等を行っている。海運部門は世界的ケミカル・タンカーの大手で、米国にはStolt Parcel Tanker Inc.という1,000DWTから40,000DWTまでの少量ケミカル貨物輸送用にステンレス・タンクを小分けにしたケミカル・パーセル・タンカー92隻を世界中で動かす会社を持っている。ただしこの92隻の中には多くの河川用タンカー、バージが含まれている。

 

 

 

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